【2024年最新版】WordPressのおすすめプラグインを目的別に紹介

WordPressのおすすめプラグインを目的別に紹介

世界中で利用されているWordPressをより使いやすくカスタマイズするために欠かせない拡張機能であるプラグインについて触れていきます。

本記事では、WordPressのプラグインを導入するメリット・デメリットや目的別におすすめのプラグインを紹介していきます。

WordPress(ワードプレス)のプラグインとは

WordPress(ワードプレス)のプラグインとは

まずはWordPress(ワードプレス)のプラグインとは何か、導入する上でのメリットやデメリット、利用する上での注意点を見ていきましょう。

WordPressとは?できることやメリット、注意点などを改めてまとめました

WordPressを手軽にカスタマイズすることができる

WordPressにプラグインをインストールすることで、管理画面上の操作で手軽に機能追加を行い、WordPressをカスタマイズすることができるようになります。

WordPressをインストールしただけでは通常使えないような機能を追加することができ、WordPressの幅が広がります。

機能によっては自力で追加することもできますが、プラグインを利用することでスムーズに用途に合わせた機能追加を行うことができます。

WordPressのプラグインを導入するメリット・デメリット

WordPressのプラグインを導入するメリット・デメリットについて紹介します。

WordPressのプラグインを導入するメリット

  • WordPressでできることの幅が広がる
  • 簡単に機能を追加することができる
  • 独自で機能を追加するコストを削減することができる
  • 専門的で難しいプログラミングの知識が必要ない
WordPressでできることの幅が広がる

WordPressをインストールしただけではできないことが、プラグインをインストールすることでできるようになります。

セキュリティ対策やSEO対策、サイトの多言語化など、WordPressでできることの幅が広がります。

簡単に機能を追加することができる

WordPressにログインしてダッシュボード(管理画面)からクリック操作で簡単にプラグインをインストールすることができます。

有料のプラグインなどは、提供元のサイトからダウンロードしてWordPressにアップロードを行いインストールする場合もありますが、基本的には管理画面の操作でプラグインをインストールします。

独自で機能を追加するコストを削減することができる

WordPressはプラグインを利用することなく独自でカスタマイズをして機能追加をすることも可能ですが、そのためには費用や時間といったコストが発生します。

プラグインを利用することで、コストを削減し、スムーズにWordPressの機能拡張を行うことができるようになります。

専門的で難しいプログラミングの知識が必要ない

プラグインを作成する場合は専門的で難しいプログラミングの知識が必要になってきますが、利用する場合は難しい知識は不要で、誰でも手軽に利用することができます。

WordPressのプラグインを導入するデメリット

  • WordPressが重たくなる
  • WordPressやPHPのバージョンによって使えなくなるリスクがある
  • 有料でしか利用できないプラグインがある
WordPressが重たくなる

プラグインをインストールすると、その分WordPressの容量が増えます。体感的には問題ないものもあれば、サイトの表示に関わるようなプラグインを使用する場合は表示速度にも影響してきます。

WordPressやPHPのバージョンによって使えなくなるリスクがある

使用しているWordPressやPHPのバージョンにプラグインが対応していない場合、利用できなくなるリスクがあります。各プラグインには動作する上での最低要件が設定されているので、確認してからプラグインをインストールしましょう。

有料でしか利用できないプラグインがある

使いたいプラグインが見つかっても有料でしか使えない場合があります。多くのプラグインは無料で使うことができますが、高機能でサポートもしっかりしたプラグインや無料版プラグインの機能拡張版として有料で提供されています。

以前は一度購入(買い切り)すればずっと利用できる有料プラグインが多かったのですが、現在がサブスクリプションモデル(年額や月額)での利用が増えてきています。

WordPressのプラグインを利用する上での注意点

  • プラグインを多用しすぎない
  • 定期的にサポートがされているプラグインを選ぶ
  • WordPressとPHPのバージョンを確認する

プラグインを多用しすぎない

デメリットでも挙げましたが、プラグインをインストールしすぎてしまうとWordPressの容量が増えてしまい、Webサイトの表示速度が遅くなり、結果として訪問ユーザーの離脱の原因になります。

同じような機能を持つプラグインを複数インストールしたりすることは控え、最適なプラグイン選定を心がけましょう。

定期的にサポートがされているプラグインを選ぶ

最終更新日が何年も前になっていて、サポートが終了しているプラグインもあります。セキュリティ上のリスクやWordPressの表示に悪影響を与える可能性があるので、プラグインをインストールする際は注意しましょう。

WordPressのアップデートがされた直後などは、プラグインの提供元でアップデート対応中の場合もあるので、様子を見てからインストールや更新を行いましょう。

WordPressとPHPのバージョンを確認する

WordPressやPHPのバージョンが古い場合、プラグインのインストールや更新を行うことができない場合があります。デメリットでも記載した通り、プラグインを正常に動作させる上での最低要件が設定されているので、確認するようにしましょう。

バージョンが適合していなくても、インストールや更新を行うことができる場合がありますが、予期せぬトラブルの原因になるので控えましょう。

セキュリティ対策を行うことができるプラグイン

WordPressは世界中で利用されているオープンソフトウェアということもあり、その分不正アクセスや情報改竄などセキュリティ上のリスクも多くあります。悪質なハッカーなどからの攻撃を防止するためにもセキュリティ対策は必須です。

WordPressではそういったリスクを軽減させるためにセキュリティ対策を行うことができるプラグインが提供されています。

SiteGuard WP Plugin

SiteGuard WP Plugin

SiteGuard WP Pluginは、インストールを行うだけでセキュリティ強化を行うことができるプラグインです。WordPressのダッシュボード(管理画面)への不正ログインやスパムによる攻撃などを防ぐことができます。

EGセキュアソリューションズ株式会社という情報セキュリティを専門とする日本の企業が提供元となっています。

All In One WP Security & Firewall

All In One WP Security & Firewall

All In One WP Security & Firewallは、海外製のセキュリティ対策を行うことができるプラグインですが、日本語対応しているので手軽に利用することができます。

また、100万件以上インストールされている世界中で人気のあるプラグインです。セキュリティ状態が管理画面内で点数表示されるので、設定漏れなどを防ぐことができます。

SEO(検索エンジン最適化)対策を行うことができるプラグイン

ホームページを運用していく上で欠かせないのがSEO(検索エンジン最適化)対策です。WordPressのファイルに記述したりといった作業をすることなく、管理画面上でSEO強化を行うことができるプラグインが提供されています。

All in One SEO

All in One SEO

All in One SEOは300万件以上インストールされている人気のSEO対策用のプラグインです。日本語にも対応しており使いやすい設計になっています。

記事などのスコア表示によるサポート機能や分かりやすいUI設計で、初心者の方でも手軽に利用することができます。

Yoast SEO

Yoast SEO

Yoast SEOは有効インストール数500万以上と非常に人気のあるSEO対策用のプラグインです。日本ではAll in One SEOが有名ですが、世界的に見るとYoast SEOが支持されています。

All in One SEOと比較して設定項目が多いので、ある程度WordPressの操作やSEO関連に慣れた方向けかもしれません。

カスタムフィールドを追加することができるプラグイン

WordPressの固定ページや投稿、カスタム投稿などに入力項目を追加してカスタマイズすることができるカスタムフィールド用のプラグインを紹介します。

WordPressのカスタムフィールドとは?使い方と便利なプラグインを紹介

Advanced Custom Fields

Advanced Custom Fields

Advanced Custom Fieldsは、200万以上のWebサイトで利用されている実績のあるカスタムフィールド用のプラグインです。専用のサービスサイトもあり、サポートも受け付けているので、安心して利用することができます。※英語対応

プラグイン自体は日本語対応されているので初心者の方でも安心して利用することができます。さらには最新版のACF 6.1ではカスタム投稿タイプを作成することができるようになりました。

Advanced Custom Fieldsの基本的な使い方と全フィールドタイプの紹介

Smart Custom Fields

Smart Custom Fields

Smart Custom Fieldsは、日本のエンジニアが制作したカスタムフィールド用のプラグインです。次に紹介するお問い合わせフォーム用のWordPressプラグイン「MW WP Form」も同じ提供元になっているので、プラグイン開発での信頼と実績があります。

Advanced Custom Fieldsでは有料版でしか提供されていない繰り返しカスタムフィールドをSmart Custom Fieldsでは無料で利用することができます。

2023年9月、開発者がSmart Custom Fieldsのクローズに向けて動くとX(旧Twitter)で投稿をしていました。プラグインページでも、アップデートが2年前となっており、サポート&開発終了ということで、今後の利用は控えることを推奨します。

お問い合わせフォームを実装することができるプラグイン

Webサイトを運用する上では必要なお問い合わせフォームをWordPressに実装することができるプラグインを紹介します。

Contact Form 7

Contact Form 7

Contact Form 7はWordPressに有効インストール数500万以上の実績がある人気のプラグインです。日本人が開発しているので日本語化対応もされています。

また、Google reCAPTCHAの設定にも対応しているため、セキュリティ対策を行うこともできます。

第三者からContact Form 7の拡張用プラグインが提供されていますが、Contact Form 7本体は拡張用プラグインをサポートしているわけではないので、利用する際は注意しましょう。

Contact Form 7 add confirmという、Contact Form 7に確認画面を追加することができる第三者が開発した拡張用プラグインが正常に動作しなくなったという問題が一時期話題になりました。

第三者側がサポートをやめてしまうと、最新の本家プラグインに対応しなくなり、正常に動作しない可能性も高まるので、そういったリスクも踏まえた上で判断しましょう。

MW WP Form

MW WP Form

MW WP Formは、Contact Form 7同様に日本人が開発したお問い合わせフォーム用のプラグインです。確認画面や完了画面を利用することができます。

また、問い合わせデータを保存して管理画面上で問い合わせ内容を確認することができます。

MW WP Formについても、Smart Custom Fieldsと同様に開発者からサポートと開発終了が発表されています。別の制作会社によって引き継がれていますが、最低限のメンテナンスや脆弱性対応のみで、新規の機能追加等は行われないとのことです。

新規インストールなどは控え、別のプラグインやフォーム作成サービスへの移行を検討しましょう。

複製用プラグイン

WordPressを複製したい場合や投稿や固定ページを複製したい場合におすすめのプラグインを紹介します。

Yoast Duplicate Post

Yoast Duplicate Post

Yoast Duplicate Postは、WordPressの投稿(記事)やカスタム投稿、固定ページの複製を行うことができるプラグインです。SEO対策用プラグインとして人気のあるYoast SEOと同じ提供元です。

投稿や固定ページだけではなく、お問い合わせフォームを実装できるプラグインのMW WP Formなどの外部プラグインにも対応しています。

複製だけではなく、すでに公開済みの記事の書き換えと再公開といったリライト機能も備わっています。

Yoast Duplicate Postの使い方

All-in-One WP Migration

All-in-One WP Migration

All-in-One WP Migrationは、WordPressの複製することができるプラグインです。Yoast Duplicate Postは投稿や固定ページの複製を行うプラグインですが、All-in-One WP MigrationはWordPressそのものを複製することができるプラグインです。

複製ファイルをそのままバックアップファイルとして利用することもできます。

All-in-One WP Migrationの使い方やWordPressの移行(引越し)手順

並び替えをすることができるプラグイン

WordPressの記事や固定ページが増えた時でも管理画面上で手軽に並び替えができるようになるおすすめのプラグインを紹介します。

Intuitive Custom Post Order

Intuitive Custom Post Order

Intuitive Custom Post Orderは、WordPressの投稿や固定ページをドラッグ & ドロップで並び替えることができるプラグインです。

投稿や固定ページはもちろん、カスタム投稿(カスタムタクソノミーを含む)にも対応しています。

※最近まで最新のWordPressでサポートがされていませんでしたが、更新が再開されたようです。

Post Types Order

Post Types Order

Post Types OrderもWordPressの投稿や固定ページをドラッグ & ドロップで手軽に並び替えすることができるプラグインです。日本語対応もされており、MW WP Formなどの外部プラグインにも対応しています。

Post Types Orderの使い方

多言語サイトを作成することができるプラグイン

WordPressではプラグインをインストールすることで多言語サイトを作成することができます。外国人利用者の多い宿泊施設のホームページや観光施設のホームページでの導入が望ましい多言語化プラグインを紹介します。

多言語化プラグインは手軽にWordPressで多言語サイトを作成することができるのですが、Webサイトの表示速度やダッシュボード(管理画面)での動作が重たくなるといったデメリットがあります。

WPML

WPML

WPMLは多言語サイトの作成と運用を行うことができるプラグインです。以前は無料でできる機能もありましたが、現在は年間$39〜の有料プラグインとなっています。

費用が掛かってしまうというデメリットはありますが、WooCommerceやContact Form 7、Advanced Custom Fieldsといった外部プラグインにも対応しています。

Bogo

Bogo

BogoはWordPressを多言語対応することができるプラグインで、Contact Form 7と同じ日本人によって開発されています。

WPMLと違ってBogoは無料で利用することができます。

無料で多言語サイトにできるWordPressプラグインBogoの使い方

会員サイトを作成することができるプラグイン

情報を限定的に公開したい場合や特別なユーザーにだけサービスを提供したい場合に会員サイトを作成することができるプラグインを紹介します。

Simple Membership

Simple Membership

Simple Membershipは会員サイトを作成することができるプラグインです。日本語対応もしているので、手軽に導入することができます。

無料会員や有料会員といった会員レベルの設定をしたり、実際にPayPalを導入して支払い設定を行うことができます。

WordPressでできることの幅が広がる

WordPress(ワードプレス)のプラグインについて、メリット・デメリットや注意点、目的別のプラグインを紹介させていただきました。

WordPressをインストールしただけでは使えない機能も、プラグインを導入することでできることの幅が広がります。

プラグインの利点や注意点を理解した上で、WordPressをカスタマイズしていきましょう。

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