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エックスサーバーとシンレンタルサーバーは、どちらもエックスサーバー株式会社が提供するレンタルサーバーです。
管理画面や機能には共通点が多い一方、通常料金、ディスク容量、無料ドメインの個数、サービスの方向性には違いがあります。
この記事では、2026年9月15日時点の公式情報を基に、エックスサーバーの「スタンダード」とシンレンタルサーバーの「ベーシック」を比較します。期間限定のキャッシュバックを通常料金と混同しないよう、基本の比較表では契約更新時にも適用される料金を使用しました。
結論:無料ドメインを2つ使うならエックスサーバー、容量を重視するならシンレンタルサーバー
先に結論をまとめます。
- 通常料金を抑えたい:エックスサーバー・スタンダード
- 700GBのディスク容量を使いたい:シンレンタルサーバー・ベーシック
- 条件を満たして無料ドメインを最大2つ使いたい:エックスサーバー
- 通常プランで無料ドメインを1つ使えればよい:シンレンタルサーバー
- 契約前に10日間試したい:どちらも対応
- WordPress簡単移行や14日分の自動バックアップを使いたい:どちらも対応
| 比較項目 | エックスサーバー | シンレンタルサーバー |
|---|---|---|
| 比較プラン | スタンダード | ベーシック |
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 通常料金 | 990〜1,320円/月 | 1,078〜1,386円/月 |
| vCPU・メモリ | 6コア・8GB | 6コア・8GB |
| ディスク容量 | 500GB(NVMe) | 700GB(NVMe) |
| 無料お試し | 最大10日間 | 最大10日間 |
| WordPress簡単移行 | 対応 | 対応 |
| 自動バックアップ | 毎日・過去14日分 | 毎日・過去14日分 |
| 無料独自SSL・WAF | 対応 | 対応 |
| 独自ドメインメール | 対応 | 対応 |
| 独自ドメイン永久無料特典 | 条件により最大2つ | 通常プランは1つ |
| 運営会社 | エックスサーバー株式会社 | エックスサーバー株式会社 |
基本機能はよく似ています。価格だけでなく、無料ドメインを何個使うか、500GBを超える容量が必要か、既存の契約をどちらへまとめたいかで選ぶのが現実的です。
通常料金はエックスサーバーの方が安い
エックスサーバー・スタンダードとシンレンタルサーバー・ベーシックの通常料金は次のとおりです。
| 契約期間 | エックスサーバー・スタンダード | シンレンタルサーバー・ベーシック | 通常料金の差 |
|---|---|---|---|
| 3ヶ月 | 1,320円/月 | 1,386円/月 | エックスサーバーが66円/月安い |
| 6ヶ月 | 1,210円/月 | 1,386円/月 | エックスサーバーが176円/月安い |
| 12ヶ月 | 1,100円/月 | 1,232円/月 | エックスサーバーが132円/月安い |
| 24ヶ月 | 1,045円/月 | 1,155円/月 | エックスサーバーが110円/月安い |
| 36ヶ月 | 990円/月 | 1,078円/月 | エックスサーバーが88円/月安い |
| 公式サイト | エックスサーバーを確認 | シンレンタルサーバーを確認 | — |
※料金は税込みで、契約期間分をまとめて前払いした場合の1ヶ月当たりの換算額です。
通常料金では、すべての契約期間でエックスサーバー・スタンダードの方が安くなります。特に6ヶ月契約では、月額換算176円の差があります。
ただし、両サービスとも期間限定のキャッシュバックを実施することがあります。2026年9月15日時点では、エックスサーバーは10月5日17時まで、シンレンタルサーバーは10月7日17時までキャッシュバックキャンペーンを案内しています。
キャンペーンを比較するときは、「実質月額」だけでなく、次の項目を確認してください。
- 最初に支払う金額
- キャッシュバックの受取時期と申請方法
- 対象となる契約期間
- 次回更新時の通常料金
同じ運営会社でも別のサービス
両サービスの運営会社はエックスサーバー株式会社ですが、契約は別サービスとして管理されます。
エックスサーバーは2003年から提供されているレンタルサーバーです。シンレンタルサーバーは、新しい技術を積極的に導入するサービスとして案内されています。
同じ会社だからといって、契約、料金の支払先、無料ドメイン特典が自動的に共通になるわけではありません。エックスサーバーを契約中の人がシンレンタルサーバーへ変更する場合も、新規契約とサイト移行が必要です。
また、管理画面の名称や操作感には似た部分がありますが、サーバーIDや契約情報はそれぞれ確認してください。
容量はシンレンタルサーバーが200GB多い
エックスサーバー・スタンダードのディスク容量は500GB、シンレンタルサーバー・ベーシックは700GBです。どちらもNVMeを採用しています。
| 項目 | エックスサーバー・スタンダード | シンレンタルサーバー・ベーシック |
|---|---|---|
| vCPU | 6コア | 6コア |
| メモリ | 8GB | 8GB |
| ディスク容量 | 500GB | 700GB |
| ストレージ | NVMe | NVMe・RAID10 |
公開されているvCPUとメモリは同じですが、シンレンタルサーバーの方がディスク容量は200GB多くなっています。
ただし、一般的なブログや小規模な会社サイトでは500GBでも大きな容量です。容量だけを理由に決める前に、現在のWordPress、画像、バックアップ、メールが実際に何GBあるかを確認しましょう。
WordPressの主な機能はよく似ている
両サービスとも、WordPressの新規開設と他社サーバーからの移行に対応しています。
- WordPress簡単インストール
- WordPress簡単移行
- WordPressリカバリー
- Xアクセラレータ
- XPageSpeed
- 無料独自SSL
- WAF
これらの機能名だけでは大きな差を付けにくいため、「シンレンタルサーバーの方が必ず速い」とは断定できません。
公式サイトには速度に関する比較結果がありますが、測定時期、対象サービス、負荷、WordPressの構成によって結果は変わります。本記事では同じWordPressデータを両方で実測していないため、速度の優劣は決めません。
エックスサーバーでWordPressを始める手順は、WordPress簡単インストールの使い方で画像付きで解説しています。既存サイトを移す場合は、WordPress簡単移行の手順も確認してください。
自動バックアップはどちらも過去14日分
エックスサーバーは、Web・メールデータとMySQLデータベースを1日1回自動でバックアップし、過去14日分を保持します。
シンレンタルサーバーも、サーバー領域のWeb・メールデータとMySQLデータベースを1日1回自動保存し、過去14日分を保持すると案内しています。
どちらもバックアップと復元の仕組みがありますが、サーバー側のバックアップだけに依存しないことが重要です。WordPressの更新や大きな変更の前には、ファイルとデータベースを手元にも保存してください。
無料ドメインは個数と条件が違う
エックスサーバー・スタンダードでは、新規契約の場合、12ヶ月契約で対象ドメイン1つ、24ヶ月以上の契約で最大2つを永久無料特典として利用できます。12ヶ月未満の契約は対象外です。
シンレンタルサーバーの通常プランでは、対象ドメイン1つをサーバー契約が有効な間、無料で利用できます。新規取得だけでなく、対象ドメインでは他社からの移管や取得済みドメインからの切り替えにも対応しています。
| 比較項目 | エックスサーバー・スタンダード | シンレンタルサーバー通常プラン |
|---|---|---|
| 永久無料の個数 | 最大2つ | 1つ |
| 主な条件 | 新規契約は12ヶ月以上。2つ目は24ヶ月以上 | サーバー料金の支払い後に特典を申請 |
| 無料期間 | サーバー契約が有効な間 | サーバー契約が有効な間 |
| 無料お試し中 | 特典条件を満たさない | 特典は表示されない |
シンレンタルサーバーで永久無料特典を適用したドメインを他社へ移管する場合は、特典解除手数料として1年分の更新料金が必要です。将来サーバーを変更する可能性がある場合は、この条件も確認してください。
どちらも10日間試せるがメールには制限がある
エックスサーバーとシンレンタルサーバーには、最大10日間の無料お試しがあります。
どちらもお試し期間中は、メールアカウントの作成、プログラムを使ったメール送信、追加のFTPアカウント作成を利用できません。シンレンタルサーバーでは、これらに加えて代行サービスも申請できません。
WordPressの表示や管理画面は試せますが、独自ドメインメールまで検証したい場合は、本契約へ移行してから確認する必要があります。
また、エックスサーバーでWordPressクイックスタートを選んだ場合は10日間無料お試しの対象外です。申込み方法によって無料期間の有無が変わるため、契約画面の説明を確認してください。
メールとセキュリティ機能を比較
両サービスとも、独自ドメインのメールアドレスを作成でき、Webメール、IMAP、迷惑メールフィルタ、DKIM、DMARCに対応しています。
また、無料独自SSL、WAF、WordPressのログイン試行回数制限、国外IPアドレスからのアクセス制限などを利用できます。
ただし、セキュリティ機能は契約するだけですべて有効になるとは限りません。WordPress本体、テーマ、プラグインを更新し、管理者パスワードと二段階認証も設定しましょう。
エックスサーバーのメール設定は、メールアドレス作成・Outlook・iPhone設定で解説しています。サーバー移行時にメールを止めないための準備は、サーバー移行とメールの注意点を確認してください。
エックスサーバーが向いている人
エックスサーバーが向いているのは、次のような人です。
- 通常料金を抑えたい
- 条件を満たして独自ドメインを最大2つ無料にしたい
- すでにXServerアカウントやXServerドメインを利用している
- WordPress、HTMLサイト、メールをまとめて長く運用したい
- 既存のエックスサーバー関連記事を見ながら設定したい
シンレンタルサーバーが向いている人
シンレンタルサーバーが向いているのは、次のような人です。
- ベーシックプランで700GBの容量を使いたい
- 新しい機能が追加されるサービスを選びたい
- 独自ドメイン永久無料特典は1つでよい
- 10日間試してから契約したい
- シンレンタルサーバーの利用条件に合うコンテンツを運用したい
エックスサーバーとシンレンタルサーバーのよくある質問
シンレンタルサーバーはエックスサーバーの後継ですか?
後継として置き換わったサービスではありません。どちらも現在提供されている別のレンタルサーバーです。運営会社は同じですが、料金、プラン、特典を個別に比較してください。
シンレンタルサーバーの方が速いですか?
公式サイトでは速度に関する測定結果を掲載していますが、すべてのWordPressで同じ結果になるとは限りません。
画像、テーマ、プラグイン、キャッシュ、広告、アクセス数でも表示速度は変わります。同一データ・同一条件で実測していない場合、どちらが必ず速いとは断定できません。
エックスサーバーからシンレンタルサーバーへそのまま変更できますか?
契約プランの変更ではなく、別サーバーへの移行になります。シンレンタルサーバーを契約し、WordPressやファイル、データベース、ドメイン、メールを移します。
WordPress簡単移行を利用できる場合でも、DNSとメールは別に確認してください。移行元のサーバーは、新しいサイトとメールの動作確認が終わるまで解約しない方が安全です。
シンレンタルサーバーの無料ドメインは何個ですか?
ベーシック・スタンダード・プレミアムの通常プランは、対象ドメイン1つです。ビジネスプランは対象ドメイン2つですが、選べる種類はプランによって異なります。
キャンペーン中はどちらが安いですか?
キャンペーンの内容と開催期間によって変わります。実質月額だけでなく、最初の支払額、キャッシュバック率、受取手続き、更新料金をそろえて比較してください。
まとめ
エックスサーバーとシンレンタルサーバーは、運営会社が同じで、WordPress、バックアップ、SSL、WAF、メールなど多くの機能が共通しています。
通常料金と無料ドメイン最大2つを重視するならエックスサーバー・スタンダード、700GBの容量とシンレンタルサーバーのサービス方針を重視するならベーシックが候補です。
期間限定キャンペーンだけで決めず、更新時の通常料金、無料ドメインの個数、移行作業、必要な容量まで比較して選びましょう。
ほかの候補は、エックスサーバーとロリポップ!の比較、エックスサーバーとさくらのレンタルサーバの比較、エックスサーバーとConoHa WINGの比較でも確認できます。