INDEX目次を開く +閉じる −
※本記事には広告(PR)が含まれます。
ESET HOME セキュリティを検討するときは、「本当に軽いのか」「セキュリティ性能は信頼できるのか」「Macでも問題なく使えるのか」が気になります。
筆者はESET HOME セキュリティ Ultimateを契約し、M4 MacBook AirでESET Cyber SecurityとESET VPNを使っています。この記事では口コミを並べるのではなく、CPU・メモリ使用量、VPN速度、WordPressの海外IP制限を実際に確認した結果から評価します。
先に結論をまとめると、ESETは次のような方に向いています。
- セキュリティソフトの常駐時の負荷を抑えたい
- MacやWindowsなど複数の端末をまとめて保護したい
- ウイルス対策とVPNを一つの契約にまとめたい
- 利用台数と必要な機能に合わせてプランを選びたい
一方、VPNだけを安く契約したい方や、MacでもWindows向けの全機能を使えると思っている方は慎重に選ぶ必要があります。Macでは初回にシステム権限の設定も必要です。
ESETを新規購入する方は、現在の対象製品と販売条件を新規購入ページで確認できます。
ESETの評判を実際の利用結果からまとめる
筆者がMacとVPNを使って確認した結果は次のとおりです。
| 確認項目 | 結果 |
|---|---|
| Macの常駐負荷 | アイドル時のCPU使用率は平均2.4%、中央値0.7% |
| コンピューター検査中 | 主要2プロセスのCPU使用率は合計平均168.9% |
| ESET VPN・日本接続 | ダウンロード平均117.3Mbps、レイテンシ平均12.0ms |
| ESET VPN・米国接続 | ダウンロード平均203.3Mbps、レイテンシ平均181.7ms |
| WordPressの検証 | 米国IPへ切り替え、XServerの国外アクセス制限を確認できた |
通常待機中は、ESETが常にCPUへ大きな負荷をかけていたわけではありません。ただし、コンピューター検査中は複数コアを使って処理するため、動画編集やNext.jsのビルドなどと重なると影響を感じる可能性があります。
VPNは日本と米国のどちらでもWeb閲覧に必要な速度が出ました。一方、米国接続ではレイテンシが大きく増えています。「ESETは軽い」「VPNも速い」と一言で断定せず、利用状態と接続先を分けて判断することが大切です。
ESETを実際に使って感じたメリット
常駐中のCPU負荷は小さかった
M4 MacBook Airで、ESET Cyber Securityが待機している状態を5回測定しました。CPU使用率は平均2.4%、中央値0.7%です。
一時的に8.1%となった回はありましたが、5回中4回は2.3%以下でした。筆者がブラウザや制作ツールを使う範囲では、待機中のESETが原因で作業を止めるほどの重さは確認していません。
ただし、CPU使用率はMac、OS、ESETのバージョン、バックグラウンド処理によって変わります。測定条件と全データは、ESETはMacで重いのかCPU・メモリ使用量を実測した記事で公開しています。
セキュリティ性能を第三者評価でも確認できる
セキュリティソフトは、自分のパソコンだけで危険なマルウェアを開いて評価するべきではありません。保護性能は、独立した第三者機関の試験結果も判断材料にします。
AV-TESTのmacOS向け2026年3月テストでは、ESET Security Ultimate 9.0がProtection・Performance・Usabilityの各項目で6点を取得しています。
ESET公式では、ウイルス・スパイウェア対策、フィッシング対策などを案内しています。ただし、セキュリティソフトを入れれば、あらゆる脅威を完全に防げるわけではありません。OSとアプリの更新、パスワード管理、バックアップも必要です。
セキュリティ対策とVPNをまとめられる
国内向けのESET HOME セキュリティでは、PremiumとUltimateでESET VPNを利用できます。別のVPNサービスを契約せず、セキュリティソフトとVPNを一つにまとめられる点はメリットです。
筆者が有線LANで測ったところ、日本接続はダウンロード平均117.3Mbps、米国Atlanta接続は平均203.3Mbpsでした。VPNなしより速度は低下しましたが、Web閲覧や動画視聴には十分な結果です。
速度とレイテンシの全測定値は、ESET VPNを日本・米国で各3回測定したレビューをご覧ください。
Web制作の海外IP検証にも使えた
筆者はESET VPNを、WordPressやお問い合わせフォームの海外IPブロックを確認するためにも使っています。
米国Atlantaへ接続して、エックスサーバーのWordPress管理画面へアクセスしたところ、国外アクセス制限の拒否画面が表示されました。日本国内の回線だけでは確認できない状態を、海外IPへ切り替えて検証できます。
接続先の変更から拒否画面が表示されるまでの手順は、ESET VPNの使い方とWordPress国外アクセス制限の検証で実画面とともに紹介しています。
利用台数と必要な機能でプランを選べる
ESET HOME セキュリティは、VPNが必要か、何台で利用するかによって候補を絞れます。
- VPN不要で費用を抑えたい:Essential
- VPNを1〜3台で使いたい:Premium
- VPNを4台以上で使いたい、接続国や上位機能を重視:Ultimate
「一番高いプランなら間違いない」と考える必要はありません。筆者はUltimateを利用していますが、VPNを3台以内で使う方ならPremiumで足りる可能性があります。
ESETのデメリット・悪い評判を検証する
コンピューター検査中はCPU使用率が上がる
ESETが常に重いとは言えませんが、検査中まで負荷が低いわけではありません。
筆者のMacでは、コンピューター検査を担う主要2プロセスのCPU使用率が合計平均168.9%でした。macOSでは1コアを使い切ると100%と表示されるため、複数のCPUコアを使って検査している状態です。
Next.jsのビルド、画像変換、動画の書き出しなどと重なる場合は、コンピューター検査を作業の少ない時間へずらす方が使いやすいでしょう。
Macでは初回の権限設定が必要
Mac版のESET Cyber Securityは、インストール後にシステム拡張、ディスク全体へのアクセス、通知など、macOS側の許可が必要になる場合があります。
アプリをインストールしただけで設定が完了するとは限りません。ESETの画面に保護機能の警告が表示されている場合は、ESET公式のMac版インストール手順を確認してください。
設定項目は多く見えますが、一度必要な権限を許可すれば、普段はバックグラウンドで動作します。初期設定を自分で確認したくない方には負担になる可能性があります。
MacとWindowsでは使える機能が異なる
ESET HOME セキュリティは複数OSに対応していますが、すべての端末で同じ機能を利用できるわけではありません。
Windows向けの機能一覧だけを見て、Macでも同じ保護や付加機能を使えると判断しないよう注意してください。ESET公式の製品・機能一覧で、利用するOSに対応しているか確認できます。
MacではESET Cyber Security、WindowsではESET Internet SecurityやESET Security Ultimateなど、実際に利用するアプリケーション名も異なります。
プラン名とVPN台数が分かりにくい
Premiumのセキュリティ製品を5台版で購入しても、VPNまで5台で利用できるわけではありません。国内向けの現行仕様では、PremiumのVPNは最大3台です。
また、海外向けレビューには「PremiumではVPNを利用できない」という情報がありますが、日本向けの現行製品ではPremiumもVPNに対応しています。購入する地域の公式情報を確認する必要があります。
料金、VPN台数、接続国、主な機能は、ESET HOME セキュリティの3プラン比較で整理しています。
VPNだけ欲しい人には合わない可能性がある
ESET VPNは、ESET HOME セキュリティの対応プランに含まれる機能です。VPNだけを単体で購入するサービスではありません。
すでに別のセキュリティソフトを使っていて、VPNだけを低価格で追加したい方には、単体VPNサービスの方が合う可能性があります。反対に、ウイルス対策とVPNの両方が必要なら、契約と端末管理をまとめられます。
ESETの安全性・保護性能はどう評価する?
セキュリティ性能を判断するときは、メーカーの説明、第三者機関の試験、自分の端末での動作を分けて考えます。
| 判断材料 | 確認できること |
|---|---|
| ESET公式 | 対応する保護機能、OS、プラン |
| AV-TEST | 保護性能、パフォーマンス、使いやすさの試験結果 |
| 筆者の実測 | M4 MacでのCPU・メモリ使用量、VPN速度 |
ESET公式は、マルウェア、フィッシングなどへの対策を案内しています。第三者試験でも評価を確認できますが、実際の安全性は使い方にも左右されます。
不審なメールの添付ファイルを開かない、WordPressやプラグインを更新する、重要データをバックアップするなど、基本的な対策は引き続き必要です。
Essential・Premium・Ultimateのどれを選ぶ?
最初に「VPNが必要か」を決めると選びやすくなります。
Essentialが向いている人
- VPNは不要
- 基本的なセキュリティ対策を重視する
- 費用を抑えたい
Premiumが向いている人
- パソコンやスマートフォンでVPNも使いたい
- VPNを使う端末は3台以内
- Essentialより保護機能を増やしたい
Ultimateが向いている人
- VPNを4台以上で利用したい
- Premiumより多くの国・地域へ接続したい
- 個人情報漏えい監視やランサムウェア修復などの上位機能を重視する
機能はOSによって異なるため、プラン名だけで決めないようにしてください。利用する端末数とOSを整理したうえで、ESET HOME セキュリティの新規購入ページから現在の対象製品を確認できます。
ESETが向いている人・向かない人
ESETが向いている人
- 常駐時の負荷を抑えながらセキュリティ対策を行いたい
- Windows、Mac、Androidなど複数端末をまとめたい
- セキュリティソフトとVPNを一つの契約で使いたい
- 機能と利用台数に合わせてプランを選べる
- 初回の権限設定を確認できる
ESETを慎重に選びたい人
- VPNだけを単体で契約したい
- MacでもWindows向けの全機能を使いたい
- インストール後のmacOS権限設定を避けたい
- コンピューター検査中もCPU負荷が一切増えないことを求める
- すでにESETを利用しており、契約更新だけを行いたい
既存ユーザーの契約更新と、新規製品の購入は手続きが異なります。本記事の広告リンクは新規購入者向けです。すでに利用している方は、契約中の製品と更新方法をESET HOMEや公式サポートで確認してください。
ESETの評判に関するよくある質問
ESETは本当に軽いですか?
筆者のM4 MacBook Airでは、アイドル時のCPU使用率は平均2.4%、中央値0.7%でした。一方、コンピューター検査中は主要2プロセスの合計が平均168.9%まで上がっています。待機中と検査中を分けて評価する必要があります。
MacにもESETは必要ですか?
すべてのMac利用者に必須とは言い切れません。不審なファイルやメール添付を扱う、クライアントと制作データを共有する、複数OSをまとめて保護したいなど、利用状況から判断してください。
MacとWindowsで同じ機能を使えますか?
同じではありません。ESET HOME セキュリティの契約名が同じでも、OSによって利用できるアプリと機能が異なります。購入前に公式の機能一覧を確認してください。
ESET VPNはどのプランで使えますか?
2026年9月時点の国内向け製品では、PremiumとUltimateで利用できます。Essentialには含まれません。PremiumはVPN最大3台、Ultimateは契約内容に応じて最大10台です。
ESET VPNが接続できない場合はどうしますか?
元の回線、キルスイッチ、接続先、接続モード、プロトコルの順に確認します。ESET VPNが接続できない・ネットにつながらないときの対処法で、実際の設定画面を使って切り分けています。
新規購入と更新は同じですか?
同じではありません。新しくESETを契約する場合と、既存契約の有効期限を延長する場合では、対象製品と手続きが異なります。既存ユーザーは更新ページ、初めて購入する方は新規購入ページを確認してください。
まとめ
ESET HOME セキュリティをM4 MacBook Airで使ったところ、通常待機中のCPU使用率は平均2.4%、中央値0.7%でした。常に大きな負荷がかかっていたわけではありませんが、コンピューター検査中はCPU使用率が明確に上がります。
ESET VPNは日本と米国で実測し、Web閲覧に必要な速度を確認できました。WordPressの国外アクセス制限を海外IPから検証する用途にも使えています。
一方、Macの初期設定には権限の許可が必要で、OSによって利用できる機能も異なります。VPNだけが必要な方にも最適とは限りません。
ESETは、常駐時の負荷を抑えながら、セキュリティ対策とVPNをまとめたい方に向いています。新規購入する方は、必要な台数とVPNの有無を決めてから、現在の対象製品と販売条件を確認してください。