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ESET HOME セキュリティには、Essential・Premium・Ultimateの3プランがあります。
ウイルス対策を目的に選ぶだけならEssentialでも候補になりますが、ESET VPNを使いたい場合はPremiumまたはUltimateが必要です。さらに、この2つはVPNを使える台数と接続できる国の数が異なります。
先に結論をまとめます。
- VPNが不要で、費用を抑えたい:Essential
- VPNを1~3台で使いたい:Premium
- VPNを4台以上で使いたい、接続国数やランサムウェア修復も重視したい:Ultimate
筆者はESET HOME セキュリティ Ultimateを利用しています。MacでESET VPNを使い、米国のIPアドレスへ切り替えて、WordPressの国外アクセス制限が機能するかを実際に確認しました。
購入するプランをすでに決めている方は、ESET HOME セキュリティの新規購入ページで現在の販売価格と対象製品を確認できます。
ESET HOME セキュリティ3プランの違い
2026年9月時点の国内向け製品を比較すると、主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | Essential | Premium | Ultimate |
|---|---|---|---|
| 基本的なウイルス・フィッシング対策 | あり | あり | あり |
| ESET VPN | なし | あり | あり |
| VPNを使える台数 | 0台 | 最大3台 | 最大10台 |
| VPNの接続国 | - | 最大40か国 | 71か国 |
| クラウドサンドボックス | なし | あり | あり |
| データ暗号化・フォルダーガード | なし | あり | あり |
| 個人情報漏えい監視 | なし | なし | あり |
| ランサムウェア修復 | なし | なし | あり |
| 販売台数 | 1・3・5台 | 1・3・5台 | 5台 |
機能はOSによって異なります。とくにMac・Android・iOSでは、Windows版と同じ機能をすべて使えるわけではありません。購入前にESET公式の保護レベル比較とキヤノン公式の動作環境を確認してください。
VPNを使わないならEssential
Essentialは、ウイルス・マルウェア対策、フィッシング対策、ファイアウォールなど、セキュリティソフトとしての基本機能を備えたプランです。
ESET VPNは利用できません。そのため、次のような方に向いています。
- 自宅のパソコンやAndroidを保護したい
- 公共Wi-Fiをほとんど使わない
- VPNは別サービスを契約している
- できるだけ費用を抑えたい
Windowsでは決済保護やセキュア検索なども利用できます。一方、OSによって対応機能が異なるため、「ESETを入れれば全端末で同じ保護になる」と考えない方がよいでしょう。
VPNを1~3台で使うならPremium
Premiumは、Essentialの基本的な保護に加え、ESET VPN、クラウドサンドボックス、データ暗号化、フォルダーガードなどを利用できるプランです。
VPNを使えるのは最大3台です。ESET HOME セキュリティ自体を5台版で契約しても、VPNまで5台で使えるわけではありません。
次のような使い方なら、Premiumが最も選びやすいプランです。
- パソコンとスマートフォンでVPNを使う
- カフェ、ホテル、空港などの公共Wi-Fiを利用する
- WordPressやWebサービスを海外IPから確認する
- UltimateほどのVPN台数やランサムウェア修復は必要ない
接続先は最大40か国です。日本、米国などの主要な接続先を使い、VPNの利用端末が3台以内なら、Premiumで足りる可能性が高いでしょう。
VPN台数と保護機能を重視するならUltimate
Ultimateは、3プランの中で最も機能が多いプランです。
Premiumの機能に加えて、個人情報漏えい監視やランサムウェア修復などを利用できます。公式ページでは、ESET VPNを最大10台、71か国の接続先で利用できると案内されています。
次のような方に向いています。
- 家族を含め、4台以上でESET VPNを使いたい
- Premiumより多くの国・地域へ接続したい
- ランサムウェアによる暗号化後の修復機能を重視する
- 個人情報の漏えい監視もまとめて利用したい
ただし、Ultimateは現在5台版のみで、Premiumより価格が大きく上がります。VPNを1~3台で利用するだけなら、UltimateでなくてもPremiumで対応できます。
Essential・Premium・Ultimateの料金を比較
同じ5台3年のダウンロード版で比較すると、希望小売価格は次のとおりです。
| プラン | 5台1年 | 5台3年 |
|---|---|---|
| Essential | 7,350円 | 12,500円 |
| Premium | 8,540円 | 14,520円 |
| Ultimate | 14,260円 | 24,240円 |
2026年9月時点の価格です。キャンペーンや価格改定により、実際の販売価格が変わる場合があります。
EssentialとPremiumの5台3年版は2,020円差です。VPNを1台でも使う予定があり、クラウドサンドボックスやデータ暗号化も必要なら、Premiumを選ぶ理由はあります。
一方、PremiumとUltimateの5台3年版は9,720円差です。VPNの利用台数が3台以内で、Ultimate限定の保護機能を必要としない場合は、Premiumの方が費用を抑えられます。
各プランの価格表は、Essential公式価格、Premium公式価格、Ultimate公式価格でも確認できます。
実際の販売価格やキャンペーンは変わる場合があります。候補を絞れたら、ESET HOME セキュリティの新規購入ページで現在の販売条件を確認してください。
VPN目的ならPremiumとUltimateのどちらを選ぶ?
ESET VPNを目的に選ぶ場合は、セキュリティソフト全体の機能より、まず利用台数と接続したい国を確認すると判断しやすくなります。
3台以内ならPremiumを優先して考える
Mac、スマートフォン、もう1台のパソコンなど、VPNを使う端末が合計3台以内なら、まずPremiumで足りるか確認します。
ESET VPNは帯域幅が無制限で、キルスイッチ、接続プロトコルの変更、スプリットトンネルなどにも対応しています。これらの基本機能を使うためだけにUltimateを選ぶ必要はありません。
4台以上ならUltimate
家族の端末を含めて4台以上でVPNを利用する場合、Premiumの上限を超えます。Ultimateは公式上最大10台までVPNを利用できます。
ただし、保護対象の端末数とVPNを利用できる端末数は同じ意味ではありません。購入する製品の台数と、実際にVPNを割り当てる端末を分けて確認しましょう。
接続先の国で選ぶ
Premiumは最大40か国、Ultimateは71か国に対応しています。
日本や米国など、Premiumで選べる国だけを利用するなら問題ありません。特定の国からWebサイトへアクセスした状態を検証したい場合は、その国が利用予定のプランに含まれているかを購入前に確認してください。
筆者が米国Atlantaへ接続してWordPressの国外アクセス制限を検証した記事では、Ultimateを利用しています。
VPNだけ欲しい場合は慎重に選ぶ
ESET VPNは、ESET HOME セキュリティに含まれる機能です。VPNだけを単体で購入するサービスではありません。
ウイルス対策は不要でVPNだけを安く使いたい場合は、単体のVPNサービスが合う可能性があります。反対に、セキュリティソフト、VPN、複数端末の管理を一つの契約にまとめたい方にはESETが向いています。
Macで利用するときの注意点
筆者はMacでESET Cyber SecurityとESET VPNを利用しています。
Macでは、Windows向けのESET Security UltimateやESET Smart Security Premiumではなく、ESET Cyber SecurityとESET VPNを組み合わせて使います。
そのため、プラン名がUltimateでも、Windows版のすべての機能をMacで使えるわけではありません。たとえば、決済保護やランサムウェア修復などはOSによって対応状況が異なります。
MacやiPhoneを中心に利用する場合は、プラン全体の機能数だけでなく、次の点を確認してください。
- Macで使えるセキュリティ機能
- ESET VPNを利用する端末数
- iPhoneではウイルス・マルウェア対策の一部を利用できないこと
- Windows専用機能のために上位プランを選んでいないか
筆者がUltimateを使っている理由
筆者は、通常の通信保護に加えて、Web制作の検証にもESET VPNを利用しています。
お問い合わせフォームへの海外スパムに困っているクライアントサイトで、海外IPブロックを導入したあと、本当にアクセスを拒否できているか確認する用途です。
VPNの接続先を海外へ変更することで、日本国内の回線からは確認できない状態を再現できます。
実際にエックスサーバーのWordPress国外アクセス制限を確認したところ、VPN切断中には表示されなかった専用の拒否画面が、米国Atlantaへ接続したあとに表示されました。
この検証手順は、ESET VPNの使い方とWordPressの国外アクセス制限を検証した記事で実画面とともに紹介しています。
一般家庭で1~3台だけVPNを使うならPremiumでも十分です。筆者と同じUltimateが、すべての方に必要というわけではありません。
ESETのプラン選びでよくある質問
ESET VPNはEssentialでも使えますか?
Essentialでは利用できません。ESET VPNを使うにはPremiumまたはUltimateが必要です。
Premiumの5台版ならVPNも5台で使えますか?
PremiumでESET VPNを利用できるのは最大3台です。セキュリティ製品の契約台数とVPNの利用台数は分けて確認してください。
Ultimateは1台版や3台版を選べますか?
2026年9月時点の国内向けダウンロード版は5台版のみです。
PremiumとUltimateのVPNは速度が違いますか?
公式の主な違いとして案内されているのは、利用台数と接続できる国・地域です。通信速度は利用環境、時間帯、接続先との距離、選択するプロトコルなどでも変わります。
今後、同じMacと回線でVPNなし・日本・米国の速度を測り、実測結果を別記事で紹介する予定です。
ESET VPNだけを購入できますか?
ESET VPN単体では購入できません。PremiumまたはUltimateに含まれる機能として利用します。
まとめ
ESET HOME セキュリティは、VPNが必要か、何台でVPNを使うかによって選びやすくなります。
- VPN不要で費用優先:Essential
- VPNを1~3台で利用:Premium
- VPNを4台以上で利用、接続国数や限定機能を重視:Ultimate
とくに注意したいのは、Premiumの5台版でもVPNは最大3台という点です。契約するセキュリティ製品の台数だけを見て決めないようにしましょう。
筆者のようにWeb制作の検証で複数の海外IPを使う場合は、接続先と利用台数も判断材料になります。一方、個人でパソコンとスマートフォンに使う程度なら、Premiumから検討する方が費用を抑えやすいでしょう。
購入するプランが決まった方は、ESET HOME セキュリティの新規購入ページで対象製品と販売条件を確認できます。