Advanced Custom Fields 6.1で追加された新機能について

Advanced Custom Fields 6.1で追加された新機能について

WordPress(ワードプレス)の投稿や固定ページにカスタムフィールドを追加することができるプラグインのAdvanced Custom Fieldsの最新バージョンであるACF 6.1がリリースされ、カスタム投稿タイプやタクソノミーを追加することができるようになりました。

多くのWordPressユーザーが利用しているAdvanced Custom Fields version 6.1について紹介していきます。

Advanced Custom Fields version 6.1について

Advanced Custom Fields version 6.1について
引用:ACF公式ブログ

2023年4月3日にAdvanced Custom Fields version 6.1がリリースされました。2022年9月21日にリリースされたACF 6以来のマイナーアップデートになります。

ACF 6についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

Advanced Custom Fields version 6.0がリリースされたので使ってみた

Advanced Custom Fieldsについて

Advanced Custom Fieldsとは、WordPress(ワードプレス)の投稿やカスタム投稿、固定ページなどにカスタムフィールドを追加して入力項目をカスタマイズできるプラグインです。

200万以上のWebサイトで利用されているプラグインで、評価の平均値も最大の5つ星と、非常に多くのユーザーに信頼されていることが分かります。

Advanced Custom Fieldsの基本的な使い方と全フィールドタイプの紹介

有料版ACF PROの機能と基本的な使い方の紹介

Advanced Custom Fields 6.1で追加された機能

ACF 6.1で追加された機能について紹介していきます。

  • カスタム投稿タイプの追加(Custom Post Type)
  • カスタムタクソノミーの追加(Custom Taxonomy)

今回の大きな変更点としては、カスタム投稿とタクソノミーがACF で利用できるようになったことです。

現在、WordPressにカスタム投稿を追加する手段としては、CPT UIなどのプラグインが利用されているかと思いますが、今後はAdvanced Custom Fieldsでそれが可能になります。

また、それらの機能は有料版だけではなく、無料版でも利用することができるため、多くのWordPressユーザーにとって、喜ばしいアップデートではないでしょうか。

カスタム投稿、タクソノミーの追加方法については、この後のパートで紹介します。

Advanced Custom Fields 6.1の改善箇所

ACF 6.1では、新たに追加された機能の他に、改善された機能もあります。

  • フィールドタイプ選択の改善

主な改善点としては、フィールドタイプを選択する際に、各フィールドタイプの説明用モーダル画面が追加されました。フィールドを選択する際に、よりイメージしやすくなります。

フィールドタイプ選択の改善についても、この後のパートで紹介していきます。

ACFのカスタム投稿タイプについて

ACF 6.1の新たな機能としてカスタム投稿タイプ(Custom Post Type)が追加されました。

WordPressにカスタム投稿を追加する場合、専門的なプログラミングの知識が必要ですが、プラグインを使うことで、比較的簡単に作成することができます。

カスタム投稿を追加することができるプラグインとしてはCustom Post Type UI (CPT UI)が有名ですが、ACFでカスタム投稿が追加されるようになったことで、CPT UIに代わって利用される方も増えるのではないでしょうか。

ACFのカスタム投稿タイプの詳しい使い方についてはこちらの記事をご覧ください。

Advanced Custom Fieldsのカスタム投稿とタクソノミーの使い方

ACFのタクソノミーについて

タクソノミーもカスタム投稿タイプ同様に新機能として追加されました。※ACFの関連系フィールドの一つとしてもタクソノミーフィールドがあります。

タクソノミーを作成する場合も、専門的な知識が必要ですが、プラグインを利用することで難易度が下がり、簡単に設置することができるようになります。

カスタム投稿同様にCPT UIが多く利用されていましたが、プラグインの数を減らし、カスタムフィールドなどと一元管理ができるようになることを考えると、ACFという選択肢が考えられていくのではないでしょうか。また、大幅に改善されたACF 6のUIが優れている点も、判断材料になると思います。

ACFのタクソノミーの詳しい使い方についてもこちらの記事で解説しています。

Advanced Custom Fieldsのカスタム投稿とタクソノミーの使い方

フィールドタイプ選択の改善

Advanced Custom Fields 6.1では、カスタム投稿タイプやタクソノミーといった新機能の追加だけではなく、改善された機能もあります。

UIの改善

フィールドタイプを選択する際のUIが大幅に改善されました。

旧UIのフィールドタイプ選択

以前はシンプルなUIで、フィールドタイプ名のみ表示されていました。

ACF 6.1のフィールドタイプ選択

ACF 6.1のフィールドタイプ選択では、スタイルの修正やアイコンの設置など、視認性が大幅に向上しています。

Browse Fieldsの追加

Browse Fieldsの追加①

さらに、フィールドタイプ選択のドロップダウンの横に「Browse Fields」が新たに追加されました。

Browse Fieldsが追加されたことにより、フィールドタイプの名称を見ただけでは種類の毎の明確な違いをイメージしにくかったという課題を解決することができます。※リンクフィールドとページリンクフィールドの違いなど

Browse Fieldsの追加②

「Browse Fields」をクリックするとモーダルが開き、各フィールドタイプに関する説明やイメージ図が用意され、どのように表示されるのかイメージすることができます。

まとめ

今回は、Advanced Custom Fieldsのバージョン 6.1について紹介させていただきました。

主な機能追加として、カスタム投稿タイプとタクソノミーがACFで利用できるようになりました。これにより、今まで使用していたカスタム投稿タイプ作成用のプラグインなどをインストールする必要もなくなり、容量の節約、カスタム投稿タイプとカスタムフィールドの一元管理といったメリットが生まれます。

ACF 6.0がリリースされた時の大幅なUI向上に続いて、有益な機能追加は大変嬉しく感じています。今後のアップデートにも期待したいです。

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